
1度下(横尾)まで下り、いよいよまた登り返す。8時20分、さて登りスタート。

樹林の中をドンドン登る。今回の縦走コース、出会った人々に話しても「マニアックなルートを周るね、あまり聞かないよ」と言われたコースをたどっているのだが(1日目の最初を参考に)、ここの登りは特に人が少なかったなぁ。

8時47分。約30分ほどで槍見台に到着。

槍見台からの景色。まったくガスで見えない、槍見たい。

さらに登り高度をかせぐ。けっこうな急坂だなオイ。

10時40分、さらにうんざりするほど登る、まだ樹林帯、稜線はまだなのか?コースタイムでは登り3時間20分となっているので、今は2時間20分経過、まだだよなぁ、きっと。
実は時計という物を持ってきてなくて(スマホの電源を入れれば分かるが、起動に3分ほどかかる。正確には運動用の時計を持っていない)、時間はデジカメの撮影したプレビューの記録時間をみて判断して進んでいる。高度や気圧の分かる時計欲しいなぁ、それで天候なども予測できそうだしね。

そうこう思っていたら、10時50分樹林帯を突破し、稜線に、思ったよりも早かったぞ。さらに登り1日目に通った分岐点に戻る。帰りはあっち(蝶ヶ岳方向)。しかし稜線は風が強い強い。

上に出て見ると、相変わらずガスっている。山の天気は思い通りにはいかないなぁ、こればっかりはしょうがないのだ。

蝶ヶ岳ヒュッテに11時20分到着。

まだ行動食が残ってはいたのだが、昨日の山小屋ラーメンがよかったので、味をしめて今日はカレーを注文。でも忘れられていて、だいぶ経ってから「オレのカレーまだ?」と聞く。忘れ去られていたようで、まぁあとは下りだけなので余裕だからいいけど。カレーまでの間、濡れて凍えた体を乾かしながら過ごす。

ややのんびり後、12時05分、登り口の三股まで最後の下りへ。

安曇野側の斜面は下ってきたら雨は無くなり、ガスのみに。

さらに下ると、ガスの切れ間から安曇野方向が見えた、ようやく帰ってきたなぁ。

それでもまだ標高は2000m、まだまだ高い位置にいる。ガンガン下る。強くグキッとやった憶えもないが、疲れからか、かばっているのか、左足首を軽く捻挫。ゆっくり下ろうっと。

13時50分。かなり下って、まめうち平に(1900m)。あ三股まで2,5キロ。もう少しなので、ひと休み。お湯を沸かして、コーヒー飲んで、荷も軽くし、樹林の中でまったりと。

さらに下ると緑がキレイに見えたよ。燃えるよな緑色って感じかな。

見覚えのあるつり橋まで戻る。この手前に沢があるので、冷たい水で顔も洗う。気持ちいィィーー。

常念岳と蝶ヶ岳の分岐地点まで戻る。あと少しでゴールだよ。
その後少し歩くと、登山届を提出した場所に到着、15時25分。やっとこさ帰ってきたぞ。雨がまた強くなる。そのまま砂利道を下り駐車場まで歩く。

15時35分、駐車場到着ゥっ。いや~無事に戻ってこれて何より。やった~~、かなりの達成感。久しぶりに舗装路を歩く。何て歩きやすいんだろう、普段の当たり前のことにビックリ。
とにかく4日間、大きな怪我も無く無事に帰ってこれてよかった。景色は残念だったが、また行く楽しみを残したってことで良しとするかと。
なるべく普段しない経験をするように色々トライしているのだが、4日間山に入っていたのは初。とてもすべては書きつくせない、大切な経験を積んだのだった。充実した4日間だったなぁ。
- 関連記事
-
- 雨飾山に登ってみた (2012/10/08)
- 燕岳に登る (2012/10/03)
- 西穂高の独標へ登る (2012/09/17)
- 北アルプスを縦走する 4日目 横尾~蝶ヶ岳~三股(ゴール) (2012/08/18)
- 北アルプスを縦走する 4日目 涸沢小屋~横尾 (2012/08/17)
- 北アルプスを縦走する 3日目 北穂高~涸沢岳~奥穂高山荘~涸沢小屋 (2012/08/16)
- 北アルプスを縦走する 3日目 大キレット越え (2012/08/15)
スポンサーサイト