大地の芸術祭へ行ってきました。
その1の後は十日町の街中を離れ、山の中へと向かう。向かった先は「川西エリア」。信濃川に接する東側は田んぼが広がっていて、魚沼産コシヒカリ、蕎麦や酒が。西側は渋海川流域の山間地域、
瀬替えの宝庫。
まずは山間地域へ。

瀬替えは川を短縮するように新たなルートを作り、元川だった部分を田畑に利用すること。

ここ作品番号K029ではそんな様子が分ります。

普通の民家も作品会場。名水も湧いている。きっとどこかにはあるだろうと思って水筒を持ってきていたので、しっかり汲んで帰る。

民家の中には花のオブジェ作品が10点ほど展示されていた。
その後も作品は点々としているので、地図を見てどんどん車で移動して観て行く。

風や空気に思いを馳せる彫刻、2000年の作品。重い金属がワイヤー数本のみで浮かんでいるのが面白い。

この辺ではイベントが開催されていたようで、う~んこれは何なんだろう。内部も見れたのだが、よく分らない。でも雰囲気は好き。

竹で作られた作品。酒井も一緒に撮ったので、大体の作品の大きさも分るかと。

中に入ると、よりいい感じ。

ここは景色のいい場所なので、竹でベンチも作ってありましたよ。無料のお茶のサービスもある。
そして川西地区にある「ナカゴグリーンパーク」へ移動。ここは作品がまとまっている場所。公園やキャンプ場、城跡などもある。

何やら面白い物を発見。
中に入ってみると

水の中に鏡を入れてあり、光の反射で7色が見えるようになっていた。

環境問題を考える作品も。

大地の記憶、風車の見道B.約1キロに渡り風車を配置。ここに来るまでの山道にも風車がある。

ここに作品がなければ、絶対に来ない様な場所にも作品が。一番の高さなので見晴らしはいい。

そこにあるのは、八海山の風景を刻み込む作品。この日遠くは霞んでいて、何となくしか八海山が見えなかったのが残念。登ってみたい山の1つに、リストアップしてあるので。

キャンプ場の周辺の山の散策道のあちこちに作品が配置されている。庭師の巨人。

空と大地の展望台。この地域の作品は、芸術祭の期間中以外でもいつでも見ることは可能。これも2000年の作品。

詩人の瞑想の道。
このナカゴグリーンパークではただ1つ「光の館」という作品が夕方16時までだったので間に合わず、内部の見学は出来ませんでした。残念。

70人が座れるバス停のベンチ、これも作品。夕方急に雨が降り出す。

遊具のようで。
時間も遅くなり、かなり汗もかいたので近くの「みよしの湯」へ。ここにも作品があったのだが、時間切れでみれなかったぁ。

温泉のすぐ近くの駅である、下条駅前の作品。これも時間外で中は見れず。
のせた写真以外にも沢山見たのだが、こんな感じの芸術祭となっている。予定よりも全然観れなかったので、9月17日まで開催しているから、出来れば泊まることが出来る芸術祭のプログラムもあるようなので、泊まりたいなぁ。でもあと2日あっても、全部は観れないのだろうけども。
残りの期間は短くなってきましたが、興味があれば行ってみてはいかがでしょうか?。長野からは野沢温泉や震災のあった栄村を越えていく117号のルート。関東からは関越トンネルを抜け、塩沢石打や六日町を経由するルートで行けますので、ドライブも兼ねていくものいいかと。
塩沢石打からのルートには
清津峡という場所もあるのだが、そこにも作品が
以前行ったらあったので、今もあるかもしれませんよ。
とにかくエリアが広大なので、時間で決まっている作品以外は、日の出と同時に観るくらいの気合でないと、1日ではとても限られるので、ルートの計画が重要。あまり計画性の無い自分が言うのもなんですが、事前にしっかりチェックをして出かけましょ~。しかし、楽しすぎるのでまた行かねばっ。
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大地の芸術祭越後妻トリエンナーレ2012へ行って来た。この手のものが好きで、毎年何かしらの芸術祭に行っているんだよね。
「大地の芸術祭」は、新潟県は越後妻有地域(津南や十日町などの)里山を舞台に3年に1度開催される世界最大の国際芸術祭(3年に1度開催なのでトリエンナーレといっている)。
実は
3年前にも行っているのだが、とにかくエリアが広大。なので3年前の1回きりではとても時間が足りなくて、軽く津南と松代エリアを見た程度だった。
それから3年、ずっと置いてある作品もあり開催期間中以外でも観れるのだが、期間中のほうが盛り上がっているので行ってみることに。
途中忘れ物をして引き返したので、予定時間を大幅に遅れ、9:30頃到着。相変わらずなウッカリぶりを発揮。

まずは十日町の越後妻里山現代美術館「キナーレ」へ。キナーレの外にはインフォメーションがあり、パスポートと公式ガイドブックと首から下げられるホルダーを入手。パスポートには作品の番号も書いてあるので、そこへ観たらスタンプを押していく。このスタンプが埋まっていくのが、何ともまた楽しかったりも。
インフォメーション(奥のテント)周辺にも作品があり、真ん中のケサを被ってる女性のテントは絶対交換。桶の中に前の人が置いていった物があり、自分の何か1品を置いてくと交換できる。見るとあまりにもかわいいハンカチと小物だったので、交換を遠慮してスタンプだけ押すことに。
この芸術祭はガイドブックが無いと、とてもじゃないが作品の場所も分らず楽しみは半減以下になるので、行くようなら必ず必要なアイテムだね。チケットは開催期間中ずっと使え、料金の発生する場所でチケットの無い場合は、その都度払えばOK。チケットのほうが数を観るならお得だぞっ。

中心にはが古着が高く積まれ、それを上からクレーンで持ち上げては落とす作品が。

面白いオブジェが吊り下げられている。

植物を炭化させて彫刻作品など。

理容室のネオンのようなものがグルグルまわっていた、不思議な感覚に陥ることができる。

レールの上を走る模型電車にライトをつけて、周囲のオブジェを照らすことにより、壁が様々な模様で変化していく。面白かったので、長々観てしまった。列車の動きも変わるので、それにより影が違うからついつい。
その他にも沢山作品はキナーレにあるのだが、それらを全部観た後で、ガイドブックを見るとこの周辺にいくつか他の作品を発見。歩いて行けそうなので車をキナーレに放置し、移動してみることに。

十日町の駅。街中を歩いて開催場所へ行ってみたのだが、期間限定の場所もあり数個やっていなかったので、とりあえず近くの駅へ。十日町は車で通ったことは何度もあるのだが、そういや駅には来たこと無かったなー。知らない駅って何でか好きなんだよね。
その後はまたブラブラ歩き、

十日町文様展。吊るされているのは「プレファブコート・ライス」。ライスというくらいだから、米が原料なのか?そこを確認しなかったのだが、1枚のシートを色々使え、作品のように切り込みを入れると、服として使える。丸い穴は頭を入れるんだと思う。それ以外にも、スカートなどなど、キリトリ線によって変わるようで。それが沢山吊る下がるっていたのだ、面白い。

影祭。街中の建物の壁に描かれていた。なんかいいね。

あっという間に昼になってしまったので、蕎麦屋を見つけたので、食べることに。このあたりの蕎麦はつなぎに海草(フノリ)を使っていて、個人的には好きな蕎麦。でも蕎麦好きでもないので(嫌いでも無いが)、ザル蕎麦よりは、こんな感じのが好きかな。
それにしても、十日町の街中で既に昼を過ぎるとは、完全に予定以上に時間がかかる、さらにどんどん歩いて行きますよ。

青い部分が江戸時代の日本(左のほうは中国か?)。
これはもう締め切っているが、参加型のアートで、何が参加型かは青い部分を拡大してみると

パズルのピースになっている。そのピースは参加した人が青色で自由に願い事が書いてあるんだよね。青色だけでも7色ほどあるようで。いいねぇ、コレっ。

神社も芸術祭の舞台に。
上に登ってみると、

何だか面白い模様が沢山。中心部分には作った作家が居たので、話を聞いてみたりも。竹籤を白く塗って止めて、細い釣り糸みたいなので補強、沢山の人を投入して3ヶ月かかったのだとか、凄っ。
さらにこの後、十日町博物館まで歩き、観てから車に戻ったのだった。ここまででかなりの時間、折りたたみ自転車を持ってくるべきだったなぁ。かなり歩いたぞ。
さて今度は十日町から信濃川を渡り川西エリアへ向かいますよ。
つづく…。
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家に帰ったらDVDが兄から返却されていた。どうやら自分のDVDだったようで、買ったことすら忘れていたぞ。それは
クイーンが2005年、ボーカルにポールロジャーを迎え、2006年日本に来日したときのDVD。このライブメチャクチャ行きたかったんだよねぇ、当時。クイーンは曲の途中での変調が多くて、それがまたいいんだね。
変調といえば、よくは知らないけど、ももいろクローバーZの変調も、凄いよなー。そういう意味ではクイーンに次ぐ凄さだと、勝手に思っていたりも。
それはさておき、月末は仕事のやることが多くなるので、DVD見ている場合では無いのだが、気になって少し見てみたよ(←おい)。感想としてはやはりボーカルは、故
フレディー・マーキュリーでないとダメだねと再確認。印象が強すぎるんだよなぁ。
酒井個人的には、中学はB'zやBOØWY、TM NETWORK、ニコーンなど聴き、高校の頃より日本のロックよりは洋楽を主に聴いて育っていまして、様々なロックバンドを聴いていました。さらに遊びでギターなども弾き始め、高校の学園祭ではベースを弾いたりも(何故かベース)。
高校の卒業の頃、友達と、友達の別の高校の友達と組んで千曲市の某ライブハウスに出た記憶も今書きながら蘇ってきたりも。この時代の流行だったのか?、他の人は皆スーツ(ジャケット?)着ていたのだが、洋楽かぶれの酒井少年は、何故か一人穴のあいたジーンズ、上半身裸で革ジャンの格好だったような…、しかもベースを弾いてたし。このときのライブ音源は手元にありません(あっても抹殺したい)。
今でも実家にはギターが置いてあり、ほぼ弾かないが残っています(
フェンダージャパン、テレキャスターと
ジャクソン、ランディーV)さらに、

髪処禅のある場所の裏には、椎名林檎が「発育ステータス」(2000年)で使用したダンエレクトロのロングホーンベース(カラー:アクアバースト)がある。このカラーは今では手に入らない、マニアック1品だとか。

DVDも軽く見た挙句、ベースも出してきた後は、久しぶりに触ってみたりも(←仕事をしろっ)。
やっぱり楽器はいいなぁ、とはいえ今ではギターもベースも弾けませんけど。昔ピアノも習っていたのだが、4年ほどでやめているので、中途半端にしか弾けませが。
時間を作ってまたギターで遊ぶのも面白いかもしれないねぇ、バンドでも組んでみるのも楽しそうだよね(密かにメンバー募集)。
今では音楽も邦楽、洋楽問わず色々なジャンルを聴き、ロックは相変わらず好きだけど、最近だとジャズとかもいいなぁって思います。好みは変わるものですよねっ。
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4日間北アルプスを縦走した帰り。道中に気になった場所があったので、寄って帰ることに、せっかくだしね。

途中、「延命水」と看板があり、汲んで帰る。どこまで寿命延ばすつもりなんだか。
実はこの延命水に来るのは本日2度目。ここに来る上の駐車場で、隣の車に釣り人が居たので声をかけて情報入手をしていて、着替えたり何だりして帰路についてまず1度目の延命水へ。来てみると、さっきの釣りのおいちゃんが追いかけてきて、「上の駐車場にカメラ落ちていたよ」とのことで。そういや、着替えるときにタイヤの上に置いたっけと冷や汗が出たのだが、戻ってみれば何とか壊れていなかった。おいちゃんありがとね。でもこの往復だけでいい時間をロス。

さらに「大水沢の滝」の看板も。車を置いて少しだけ登る。登りといってもリュックを下ろして身軽になっているので、まるで空でも飛べそうなほど跳ねるように登る。体軽っ。

滝が大好きっ子なので、ワクワクして眺める。おおっと、奥に少しだけ見えたぞ。
さて、この道沿いでは調べることは(釣りのポイント以外)無くなったので、どんどん下って、温泉へと向かう。
1日目に泊った常念小屋に紹介されていた温泉目指し、進んでいく。何せ汗かきまくったのに、3日間風呂に入っていないからさ(←いばるな)。
で、結局目的の温泉に着いたら「本日日帰り入浴は受付ていません」との張り紙。う~ん、さてと。

ならばと、その近くの
穂高温泉卿の山のたこ平へ。
以前1度来たことがあり知っていて、なかなかよかったのでまた登場。
しっかりと汗を流し、ご飯も食べてから帰宅したのだった。8月の15日だったので、花火大会があちこちで開催されている日だったが、元気なら見て帰るつもりだったが、天候が怪しかったのと、気力が低下していて帰ることに。今年は夏の花火が見れずじまいだなぁ。
花火までこなせれば、せっかくの用事を完全にこなせたのだが、無理のし過ぎはいかんですね。帰りの高速(安曇野~更埴)は大した渋滞もなくスムーズに帰ったのだった。
いい夏休みだったなぁ。やはり動けるときは動くに限る。色々体験するのって面白いからね。
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北アルプス縦走4日目。

1度下(横尾)まで下り、いよいよまた登り返す。8時20分、さて登りスタート。

樹林の中をドンドン登る。今回の縦走コース、出会った人々に話しても「マニアックなルートを周るね、あまり聞かないよ」と言われたコースをたどっているのだが(
1日目の最初を参考に)、ここの登りは特に人が少なかったなぁ。

8時47分。約30分ほどで槍見台に到着。

槍見台からの景色。まったくガスで見えない、槍見たい。

さらに登り高度をかせぐ。けっこうな急坂だなオイ。

10時40分、さらにうんざりするほど登る、まだ樹林帯、稜線はまだなのか?コースタイムでは登り3時間20分となっているので、今は2時間20分経過、まだだよなぁ、きっと。
実は時計という物を持ってきてなくて(スマホの電源を入れれば分かるが、起動に3分ほどかかる。正確には運動用の時計を持っていない)、時間はデジカメの撮影したプレビューの記録時間をみて判断して進んでいる。高度や気圧の分かる時計欲しいなぁ、それで天候なども予測できそうだしね。

そうこう思っていたら、10時50分樹林帯を突破し、稜線に、思ったよりも早かったぞ。さらに登り
1日目に通った分岐点に戻る。帰りはあっち(蝶ヶ岳方向)。しかし稜線は風が強い強い。

上に出て見ると、相変わらずガスっている。山の天気は思い通りにはいかないなぁ、こればっかりはしょうがないのだ。

蝶ヶ岳ヒュッテに11時20分到着。

まだ行動食が残ってはいたのだが、昨日の山小屋ラーメンがよかったので、味をしめて今日はカレーを注文。でも忘れられていて、だいぶ経ってから「オレのカレーまだ?」と聞く。忘れ去られていたようで、まぁあとは下りだけなので余裕だからいいけど。カレーまでの間、濡れて凍えた体を乾かしながら過ごす。

ややのんびり後、12時05分、登り口の三股まで最後の下りへ。

安曇野側の斜面は下ってきたら雨は無くなり、ガスのみに。

さらに下ると、ガスの切れ間から安曇野方向が見えた、ようやく帰ってきたなぁ。

それでもまだ標高は2000m、まだまだ高い位置にいる。ガンガン下る。強くグキッとやった憶えもないが、疲れからか、かばっているのか、左足首を軽く捻挫。ゆっくり下ろうっと。

13時50分。かなり下って、まめうち平に(1900m)。あ三股まで2,5キロ。もう少しなので、ひと休み。お湯を沸かして、コーヒー飲んで、荷も軽くし、樹林の中でまったりと。

さらに下ると緑がキレイに見えたよ。燃えるよな緑色って感じかな。

見覚えのあるつり橋まで戻る。この手前に沢があるので、冷たい水で顔も洗う。気持ちいィィーー。

常念岳と蝶ヶ岳の分岐地点まで戻る。あと少しでゴールだよ。
その後少し歩くと、登山届を提出した場所に到着、15時25分。やっとこさ帰ってきたぞ。雨がまた強くなる。そのまま砂利道を下り駐車場まで歩く。

15時35分、駐車場到着ゥっ。いや~無事に戻ってこれて何より。やった~~、かなりの達成感。久しぶりに舗装路を歩く。何て歩きやすいんだろう、普段の当たり前のことにビックリ。
とにかく4日間、大きな怪我も無く無事に帰ってこれてよかった。景色は残念だったが、また行く楽しみを残したってことで良しとするかと。
なるべく普段しない経験をするように色々トライしているのだが、4日間山に入っていたのは初。とてもすべては書きつくせない、大切な経験を積んだのだった。充実した4日間だったなぁ。
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北アルプス縦走4日目。

最終日、荷物を少しでも軽くしようと、持って歩いて来た行動食を「もうこんなに無くても安心だろう」と思い、朝食に食べることに。お湯を沸かしてコーヒーも。

食後、歯磨きや水を補給して出発準備。涸沢は名前の通りに水が豊富で天国。準備していたら、持ってきたテーピングを前日の槍ヶ岳山荘に置いてきたのか無い。さらに、持って来ていたサンダルも紛失。まぁもう古かったからいいけど、どこへ出かけてしまったのかマイサンダルよ、気に入ってたのになぁ(今はもう製造中止品)。

でかける前にテントサイトをバックに1枚。小学生の女の子に撮ってもらったのだが、なかなかしっかり撮れてたので、せっかくなので使用してみたよ。6時出発。

沢沿いに下って行く。本日も小雨が降っている天気。これも、もう慣れた。少し歩くとかかとが擦れて靴づれに。今まではテーピングしていたので平気だったのか、今回初。でも前から履いている靴で、最近はならなかったのになぁ。足の痛みをかばって変な歩き方なのかもしれない。のこり最後の1枚の絆創膏でガードして進む。

涸沢からの下りはのんびりしている。たまに滑りそうな種類の岩があるので、雨だとより注意して下る。でもたいして急でもないので、ハイキング気分。
反対からの登りは2年前に経験していたが、あまり憶えていなかったなぁ。

つり橋地点に到着。休憩するにはいい場所だね(しなかったけど)。

横尾までの半分ほど下る。

岩小屋跡地を通過。この道は登山者が多く、かなりの人とすれ違う。

梓川の橋を渡れば、横尾。前には前日の夕飯で話をしたおいちゃんだった。偶然だね。

はい、到着。8時。今までコースタイムよりは早いペースで来ていたのだが、この区間はちょうど時間通りの2時間。そんなに遅く歩いたつもりはないのだが、平坦だったからな。

ココが今回最終水場となるのを知っていたので、涸沢ではちょこっとしか水を入れなかったのだが、満タンに水を補給(今回の満タンは2,7リットル)。いきなりリュックの重さがググっと増える、重てぇ~。
さてとのんびりハイキングコースを下り、準備運動は万端、ここからもう1度稜線まで登り返し、山(蝶ヶ岳)を越えてまた下り、車を目指すぜっ。
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3日目、3000mの稜線歩き。

お昼を食べて、ホット一息、さてまた歩きだす。11時45分。

小屋は山頂のスグ下にあるので、看板の通りホントにスグに山頂に。

北穂高岳山頂。着いても何もない(見えない)ので、到達記録の写真でもと。これで穂高と名がつくこの周辺の山(奥穂高、前穂高、北穂高、西穂高)を制覇したことに、やった~~。

このまま涸沢に下りれば最速時間になるのだが、奥穂高山荘まで縦走すれば、槍ヶ岳からの稜線で後はまだ行ってないのは奥穂高~西穂高の一般ルートとしては国内最難関区間を残すのみになるので、涸沢岳へも行ってみる。

まずは北穂高からとにかく下る。メチャクチャ急な下りに焦る。後ろの人は山の店で「大キレットよりも、ここ(北穂高~涸沢岳に行くの)のほうが怖いと聞いたのだけど」と言っていた。こちら何も知らずに来たのだが、たしかにここも険しいぞっ。

こんな場所でも花が咲いていてキレイ。

12時45分やっと下りきって、最低コルに。ここから涸沢岳にまた登り返す。

途中に雪渓も発見。涼しげ~。スキー板持ってきてれば滑りたいくらいだね(雪面ガリガリに凍ってるけど)。

さてさて、またもや急な崖登りへ。

後ろから登ってくる人。この唐沢岳の登りは、今回1番急な急な登りだったかも。写真だと分かり難いが、ここはとてつもなく急登だったなぁ。

そんなこんなの難所達を越えて、13時半涸沢岳山頂(3110m)に到着っ。

涸沢岳山頂から奥穂高岳の山荘までは緩いルートに。距離もそう遠くないので、山荘に荷物を置いてココまで来ている人達ともすれ違う。

13時50分、奥穂高山荘に到着。
ここへは2年前に来ている。そのとき泊って見た朝の景色に感動したので、今回も泊ろうと考えていたのだが、小屋で天気予報を見ると、明日もガスで朝焼けは望めなそう。時間も予想より早いので、思いきってさらに下ることに、難所を越えた後だけに結構なお疲れモードだけどもね。

涸沢へのルートであるザイテングラートをどんどん下る。浮き石が多いので注意が必要。だいぶ足の踏ん張りも効かなくなってきたぞ。

さらに下っていくと、なんとラッキーなことに、ガスが無くなって行くゥ。ここ2日ずっとガスの中をさまよい歩いていただけに、久しぶりに景色と遭遇しはしゃぐ。ヒャッホ~イっ。

さらに下ると、まだ見えている。はしゃぎついでに、写真も撮る。

また下ると、今度は1日目に通った常念岳が見えたっ(奥の左、通ったのも奥の稜線)。

もうチョイ下り、常念岳をズームで撮る。あっちの山頂もガスってるなぁ、でもホントに久しぶりに景色が見れて感動する。
もう目的地の涸沢の小屋は見えているのだが、ペースが上がらず、ヘロヘロ状態で進む。なんだか足も痛いし、もう歩けないぜ状態に近く、やっとのことで下って行く。あ~今日はクソ歩いたわ(言葉は悪いがこの表現が正しい)。

15時45分、涸沢小屋に到着。途中の人の情報によれば、雨でツアー客がキャンセルし、お盆だが空いているとの話だった。確かにお盆の涸沢にしては空いてるなぁ。

着いて少し休んだり、濡れ物を乾かしたりしてたら、あっという間に17時の夕食タイムに。お決まりのおかわりを本日も。

夕食後はテラスでのんびり。テント泊の人も多い。いいなぁテント欲しいね。でもこれでさらにテントを持って歩くと、ペースはさらに遅いんだろうなぁ。今でさえリュックを持つと「えぇ、こんな重さ背負って歩くのぉ」となるので。
せっかくなので周囲の動画もさらっと撮影。本当なら色々な山頂で360度の動画を撮影する予定だったのになぁ。

地図をみたり、本を読んだりして暫く過す。フリースを着ているが、じっとしていると寒いのでさらにダウンも重ねて着る。ここにいれば夏とは思えないよ。

上空もたまにガスが切れる場面も。写真の尖っている山はラーメン食べた小屋のある北穂高岳。

最後に下ってきた奥穂高山荘方向。いまの時間帯なら奥穂高山荘でも景色が見えたかもね。
さらに暗くなり星空が見えないかと期待したのだが、ガスの切れ間に少し見える程度。
3年前に富士山に登ったのだが、そのときに車で行ける場所まで登り車中泊。そこで見た星空があまりにも見事で、それ以来キレイな星空好き人間になったのだ。

歯磨きをして、本日の寝る場所へ帰りのんびりと。確かに今日は隣とややスペースが空いている。
足が痛いと思ったら、岩にぶつけたスネの3カ所からは血が流れているし、足の指も真っ黒になり血が死んでる爪が3つ。その内の1つである左足の親指は、この記事を書いている今(8月20日現在)も「爪がグラグラして取れるんじゃ」って状態。そりゃ痛い訳だよね。でもそうなったとのはいつなのかは不明(スネは強打したので憶えているが)。そうとう集中していたのだと改めて思ったのだった。
布団で本など読んでいたら、消灯前(21時)に知らぬ間に布団もかけずに寝てましたとさ。夜中12時頃1度起きて、布団をしっかりかけてまた寝たのだった。
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